2・26(にぃにぃろく)：on the road：SSブログ

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2・26(にぃにぃろく)　[雑感] [編集]

みなさんは、2・26(にぃにぃろく)と言われる事件をご存じですか？

2・26事件は、1936年(昭和11年)2月26日～29日、日本陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが1483名の兵を率い、「昭和維新断行・尊皇討奸」を掲げて起こした未曾有のクーデター未遂事件です。

事件後しばらくは「不祥事件」「帝都不祥事件」とも呼ばれていました。そのクーデター未遂事件から今日2月26日で、まる73年を迎えました。

2・26事件については多くの書籍が書かれていますが、謎めいた部分が多く、当時軍部の皇道派と統制派の争いであるとか、新興財閥と三井三菱ら大財閥との闘争であるとか、未だにある種評価の定まらないクーデター未遂事件となっています。

教科書的には、皇道派の青年将校らがクーデターによって、大財閥と結びついた(支那侵出をもくろんでいた)統制派を昭和天皇の周辺から排除しようとしたことになりますが、それは表向きはその通りであるし、決起した青年将校らの目的はそうであったのでしょう。

しかし、結局クーデターを起こした彼らは利用されたに過ぎないという説があるのも見逃せません。

渡部悌治氏の著書である『ユダヤは日本に何をしたか』(成甲書房)には、少しだけ2・26事件の本質に触れた箇所があります。

「内乱による為替相場の変動を策したドル買い業者どもの策に乗って起きた5・15事件と同一の2・26事件が起こったのは昭和11年である。」

昨年に起きた石油価格高騰や、金融危機問題でも為替相場で儲ける投資家の影が浮き沈みしていましたが、2・26事件にもそういった人たちの影が浮き沈みしていたんですね。

今日が2月26日であったため、2・26事件の話題をBlogにしてみましたが、歴史的な背景がわかったりしてなかなか面白いですね(o^-')b