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大寒 [春夏秋冬]

1月20日(火)の今日は、二十四節気(にじゅうしせっき)の1つの大寒(だいかん)です。

太陽黄経(たいようこうけい)が300度のときで、寒さが最も厳しくなるころであり、また、寒の真ん中で、一年で最も寒い時期であることから「大寒」という呼び名が付けられました。

みなさんはご存知でしたか?

しかし暦というのはなかなか正確ですね。
ここ数日の寒さと言ったら、まさに「大寒」という言葉がふさわしいほどですから(;^_^A

二十四節季というのは、1太陽年を日数、あるいは太陽の黄道(こうどう)上の視位置によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付けたもので、二十四気(にじゅうしき)ともいいます。

1太陽年を日数で24等分する方法を平気法、太陽の黄道上の視位置によって24等分する方法を定気法といいます。平気法は節気間の時間が均等、一方、定気法は節気間の時間が不均等になります。

ではなぜこのような二十四節季が生まれたのか?・・・昔、日本では今のような太陽暦(グレゴリオ暦)ではなく、月の運行のみに基づいた純粋太陰暦が使われていました。この純粋太陰暦では日付と太陽の位置と無関係であるため、暦と四季の周期との間にズレが生じてしまい季節が重要である農耕には非常に不便でした。このため、本来の季節を知る目安として、生まれたのが二十四節気です。

この二十四節季は日本で生まれたものと思っていたのですが、もともとは古代の中国で生まれています。したがって、中国の気候を元に名付けられているので、日本の気候とは合わない名称や時期もあります。

ちなみに、『節分』、『彼岸』、『土用』、『八十八夜』、『入梅』、『半夏生』、『二百十日』は二十四節季ではなく、「雑節(ざっせつ)」と呼ばれ、季節の移り変りをより適確に把むために二十四節季とは別に日本で設けられたものです。

今日はニュースで『大寒』というキーワードが飛び交っていたので興味が湧いてちょっと調べてみましたが、こうして暦の成り立ちを調べてみると、古代人の知恵が窺えてなかなか面白いですね。


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がぁこ

大寒前は春のようだったのに~~
今日はまた大寒以上に寒かったですね^^;;;
ブログを始めてからいろんな暦上の言葉とか調べるようになったかもですΣ(ノ∀`*)ペチ
日本はお米の収穫にちなんだ言葉も多いですよね♪
by がぁこ (2009-01-21 18:14) 

Yuki

大阪は今夜からすごく寒くなりました~。(--,)
中国からきているものって色々ありますね・・・。^^
by Yuki (2009-01-21 22:46) 

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