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初雪 [Weather]

1月9日(金)。今日の東京は、未明にだけですが初雪が降りました。
平年より7日遅く、昨年の冬に比べると7日早い降雪だそうです。

昨日から雪の予報だったので、ちょっとは白い世界を期待したのですが、夜明けとともに雨に変わり、残念ながら積雪にはなりませんでした。

しかしながら、東京は2009年の新しい年を迎えてから初めての雨。ずっと雨が降らずに乾燥していたので、大地を潤す恵みの雨となりました。

ところで、今冬は寒いのか? 暖かいのか? ちょっと気になるところですよね。

気象庁の発表では、「今冬については暖冬傾向になりそう」という予報。一方、「強い寒気」の襲来を予想している民間の気象会社もあり、予報はまちまちです。そのカギを握っているのが「北極振動」という気象現象だそうです。

北極振動というのは、北極圏で寒気が蓄積と放出を繰り返す現象のことで、「北極圏での寒気の動き」が世界的な大気の変動を招くと言われています。また、最近の研究で、日本列島の冬季の天候はこの北極振動の影響を受けていることが明らかになってきています。

観測の結果得られるデータの偏差の程度を表す値を北極振動指数というのですが、この北極振動指数が正の時は、北極と中緯度の気圧差が大きくなり、その結果極を取り巻く寒帯ジェット気流(極渦)が強くなります。

この結果、極からの寒気の南下が抑えられ、ユーラシア大陸北部、アメリカ大陸北部を中心に平年より気温が高めとなる傾向があり、日本でも暖冬となります。逆に北極振動指数が負の時は、ジェット気流が弱くなるため極からの寒気の南下が活発となり、平年より気温が低めとなります。

特に、北極振動指数が負を示した2005年冬(2005年12月~2006年2月)は日本でも寒冬となり、日本海側に記録的豪雪をもたらした平成18年豪雪の原因になりました。

北極振動は、メカニズムが解明しきれていないため、長期予報をしにくいと言われていて、たとえ『暖冬』と長期予報されていても今後の北極振動の活動次第では、猛烈な寒波が日本列島を襲うことも考えられるようです。

1980年ごろから北極振動指数は正の値を示すことが多くなっているようで、これについては地球温暖化との関連が考えらています。また、昨冬「気温は全国的にやや高め」と予想した2008年2月の都心の雪日数は平年の3.5日を上回る6日でした。

それだけ地球環境に異常事態が続いているということです。本当に、そろそろ地球のエコということに真剣に取り組まなければということを考えさせられてしまいます。

みなさんは、地球のエコについてなにか取り組みをしていますか?


タグ:初雪 weather
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コメント 3

Yuki

初雪が降ったのですね!
今年の冬は、温かい日と異状に寒い日の交互のような
気がします。
初詣も、こんなに暖かい初詣は何年ぶり?って思いました。
エコ、考えないといけませんね。(*^^*)
by Yuki (2009-01-10 09:19) 

がぁこ

雪、、ちょっと楽しみにしつつ朝混乱しなきゃいいけどなーって
思ってたらすでに雨でした ̄∇ ̄;)
温暖化といいつつ今日なんかめちゃくちゃ寒いし・・
でもこれが普通の冬なんでしょうねぇ^^;;;
by がぁこ (2009-01-10 16:50) 

Ryukoまま

はじめまして。
ご訪問とnice!ありがとうございました。

たしかに、9日は雪の予報でしたけれど、予報はずれでしたね。
でも、一日中、雨で、かなり寒かったですよね。

ということで、これからもよろしくお願いいたしますヾ(=^▽^=)ノ
by Ryukoまま (2009-01-11 08:40) 

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