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F1 2008 スペインGP [Formura One]

F1第4戦、舞台は砂漠の国バーレーンから、闘牛と情熱の国スペインへ移りました。
いよいよヨーロッパ・ラウンドの開幕です。

決勝当日のサーキットは、気温23℃、路面温度40℃のドライコンディション。

心配されていた佐藤琢磨の所属するスーパーアグリF1ですが、今回は無事に出場することが出来ました。ただ、次のトルコGPについてまだまだ予断を許せない状況です。はやく良いスポンサーを見つけてレースに全力を注いで貰いたい・・・そう願わずにはいられません。

さてさて、今回のレースですが・・・、
スタートは、奇数グリッドを獲得していたフェラーリ勢が好スタートをキープ! キミ・ライコネンはトップを守り、3番グリッドのフェリペ・マッサが2番グリッドのフェルナンド・アロンソをかわし、フェラーリのワン・ツーで1コーナーへ飛び込みます。

3番手は、母国グランプリを迎えたフェルナンド・アロンソ。そして、1つ順位を上げたマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン、BMWザウバーのロバート・クビサと続きます。後方では、他車との接触でコースを横切る形になったフォース・インディアのエイドリアン・スーティルに、トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテルが追突。2周目にして早くもセーフティカーがコースインすることに・・・( ̄□ ̄;)

2008シーズンは、スタート時にクラッシュすることが多く、いつもスタートを見るときはハラハラドキドキなのですが、今回もスタート時に早くもクラッシュです┐( ̄ヘ ̄)┌

4周目にレースが再開すると、トップを行くキミ・ライコネンはファステストラップを叩き出しながらフェリペ・マッサ以降を引き離していきます。さすがはキミ・ライコネン。そして、フェラーリと言ったところでしょうか? 開幕戦こそヘタを打ちましたが、2戦目以降は絶好調です。こんなに見事な走りを見せられてしまうと、他のチームの追従は難しいですね。

レース16週目。トップ勢では、フェルナンド・アロンソが1番手で1度目のピットストップを行います。そして、19周目にはフェリペ・マッサ、20周目にキミ・ライコネン、さらに21周目にルイス・ハミルトンがピット作業を次々と済ませます。

そして、22周目。マクラーレンのヘイキ・コバライネンが大クラッシュ!! 左フロントホイールが破損し、タイヤがバースト。コントロールを失ったマシンがコーナーを曲がれず一直線にタイヤバリアへ突き刺さります。それにしてもスゴイ大クラッシュでした。F1マシンが矢のようにそのままタイヤバリアへ・・・この映像を見た時に、あのアイルトン・セナの事故のことが頭をよぎりました。

ヘイキ・コバライネンのクラッシュでレースは2度目のセーフティカーが入り、マシンからヘイキ・コバライネンを救出するまで長く周回を重ねて行きます。幸いヘイキ・コバライネンに大きな外傷はなく、担架に横たえられながらも手を挙げ、無事な様子をアピール。その後、検査のためヘリコプターで病院へ運ばれて行きます。

それにしてもF1ドライバーは屈強なんですね。約240km/hで走行中に左フロントタイヤの空気が抜け、タイヤバリアと衝突したときの速度は約130km/h。ドライバーにかかった減速Gは27G、つまり体重の27倍の衝撃がかかったということになります。それなのに、頭部障害や骨折はなかったそうです。F1マシンも安全性は上がっていますが、やはりF1ドライバーはスゴイ! 28日のロイター通信の記事によると、トルコGPからの復帰もあり得るそうです。

さてレースの方に戻りましょう・・・レースの方は29周目に再開されましたが、やはりフェラーリの2台が徐々に後続を引き離す展開になりました。

母国の期待を背負うフェルナンド・アロンソは35周目、6番手走行中にエンジンブローが発生。レース半ばでリタイアすることとなります。また、残り25周のところでウィリアムズのニコ・ロズベルグもエンジントラブルでマシンを降ります。これで、残るマシンはわずか13台に。

上位勢が2度目のピットストップを済ませると、順位の変動はないままレースは終盤へ移ります。

3番手のルイス・ハミルトンは前方のフェリペ・マッサを、4番手ロバート・クビサはルイス・ハミルトンを猛追しますが差を詰め切れません。一方、トップのキミ・ライコネンは最後まで落ち着いた走りでチェッカーを受け、ポールポジション、ファステストラップ、優勝のハットトリックを達成。2戦ぶり今季2勝目、通算17勝目を挙げました\(^o^)/

2位は、フェリペ・マッサ。フェラーリは2戦連続ワン・ツー・フィニッシュし、第2戦マレーシアGPから3連勝を果たしています。また、ルイス・ハミルトンとロバート・クビサのポジションは変わらず、3位にルイス・ハミルトン。開幕戦以来の表彰台に上がっています(o^-')b・・・ここのところルイス・ハミルトンの調子が上がらないのがちょっと心配ですね。トルコGPでの優勝に期待したいところです。

ポイント圏内には、4位ロバート・クビサ。5位レッドブルのマーク・ウェバーと続き、HONDAのジェンソン・バトンは6位。ジェンソン・バトンは自身とチームにとっての今季初ポイント獲得になりました。

注目のウィリアムズの中嶋一貴は3戦ぶり2度目の入賞となる7位。TOYOTAのヤルノ・トゥルーリは3戦連続入賞の8位でそれぞれポイント獲得。また、セーフティカー導入時、ピットロード封鎖中にピット作業を行なったBMWザウバーのニック・ハイドフェルドはペナルティを受け、レース中盤で大幅にポジションを下げ、9位に。TOYOTAのティモ・グロックは11位。スペインGPへの参戦が危ぶまれていたスーパーアグリの佐藤琢磨は13位で完走となりました。

なお、このグランプリで歴代出場最多タイ記録に並んだHONDAのルーベンス・バリチェロ、スーパーアグリのアンソニー・デビッドソンはリタイアに終わっています。

第5戦トルコGPは2週間後の5/9(金)~5/10(土)に予選、5/11(日)に決勝が行われます。スーパーアグリF1の参戦が危ぶまれていますが、次のトルコGPにもなんとか参戦して欲しいものです。


Circuit de Catalunya



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コメント 1

fumilin

お金があったらなぁ・・・アグリへ・・・と思うのだけれど、
車検でひ~ひ~言ってるんだから、問題外だわ。
by fumilin (2008-04-30 02:03) 

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