SSブログ

ディスカバリー、ラストミッションから無事帰還。 [News]

最終ミッションのため、地球の周回軌道を飛んでいたディスカバリーがアメリカ時間3月9日11時57分(日本時間3月10日1時57分)、フロリダ州ケネディ宇宙センターに無事帰還しました。

これでディスカバリーは、27年間に及んだ長いミッションに終止符を打つことになります。

このあと、ディスカバリーの機体はワシントンD.C.にある国立航空宇宙博物館(The National Air and Space Museum)に運ばれ、展示される予定です。


それにしても27年間という長きに渡る運用期間には驚かされます。また、3機ある現役スペースシャトルの中では最も長く、地球と宇宙を往復した飛行回数は39回と最多です。飛行距離はおよそ2億4,100万kmで、宇宙には延べ365日間滞在したことになります。すごいですね(゜Д゜)

残りのスペースシャトル「エンデバー」と「アトランティス」についても数ヶ月後に次々と最終ミッションを終え退役する運びで、約30年間続いたスペースシャトル計画はその幕を閉じることになります。

ディスカバリーは1984年の初飛行以来、数々の新境地を切り開いて来ました。ハッブル宇宙望遠鏡を宇宙へ運び、ロシアのミール宇宙ステーションとの初のランデブーも果たしています。また、日本の宇宙実験棟「きぼう」を国際宇宙ステーション(ISS)に運んだのもディスカバリーです。

さらに、1986年のスペースシャトル「チャレンジャー」爆発事故、2003年のスペースシャトル「コロンビア」空中分解事故の後、初めて打ち上げられのは何れもこの「ディスカバリー」でした。

スペースシャトル計画は、ロケットエンジン部以外は繰り返し使用するというなかなか斬新的なアイデアだったのですが、意外にも繰り返し使用する方がメンテナンス費用が嵩み、使い捨てロケットよりも費用がかかってしまうという皮肉な結果になってしまいました。

飛行機型の宇宙船が地球と宇宙を往き来するというのも、なんだか格好良くてワクワクしたんですよね。スペースシャトルの初めての打ち上げの時は、テレビに齧り付いて見ていたことを思い出します。

僕らにいろいろと夢を与えてくれた「ディスカバリー」に『ありがとう』を言いたいと思います。また、27年間の長い間、ご苦労様でした。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。