SSブログ

F1 2008 トルコGP [Formura One]

F1第5戦、舞台は闘牛と情熱の国スペインから、自然と歴史の国トルコへ移りました。
SAF1(スーパーアグリF1)の完全撤退というショッキングなニュースから1週間が経ちました。あんなことがなければ、本当ならSAF1もこのトルコGPのスターティング・グリッドに並んでいたはずなのに、トルコGP決勝のスターティング・グリッドには彼らの姿はありません。

トルコGPからは、10チーム20台でレース・バトルが繰り広げられることになります。なんとなく寂しい感じがします。

レース決勝、当日の天気は晴れ。気温17℃、路面温度29℃のドライコンディション。フォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラが、トルコGP初日のフリー走行1でピットレーン出口の赤信号を無視したため、3グリッド降格のペナルティを受け最後尾につくことになり、スターティング・グリッドに変更がありました。

ポール・ポジションは、フェラーリのフェリペ・マッサ。2番と、3番グリッドにはマクラーレン・メルセデスのヘイキ・コバライネン、ルイス・ハミルトンと続きます。4番グリッドにはフェラーリのキミ・ライコネン。フェラーリとマクラーレンのバトルが楽しみです。

レッドシグナルが消え、ポール・スタートのフェラーリのフェリペ・マッサがスムーズなスタートを切ります。4番グリッドのフェラーリのキミ・ライコネンはインから2番グリッドのマクラーレン・メルセデスのヘイキ・コバライネンをかわそうとしますが、その横をマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン、BMWザウバーのロバート・クビサ、ルノーのフェルナンド・アロンソが駆け抜けていきます。

ヘイキ・コバライネンはキミ・ライコネンと1コーナーで競った際に不運にもタイヤがパンクしたためピットへ戻ることとなります。このピット作業で、タイヤ交換と給油作業を行い順位を落とします。

スタートの後方ではウィリアムズの中嶋一貴とフォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラが接触! 早くもセーフティカーが導入されます。SAF1の撤退で佐藤琢磨がレースから姿を消した今、日本人ドライバーの期待は中嶋一貴に集まっていましたが、その期待も虚しく中嶋はF1通算6戦目にして、初めてのリタイアに終わりました。期待していただけに残念です。

3周目にレースが再開すると、5番手キミ・ライコネンがフェルナンド・アロンソをオーバーテイクし4番手に浮上します。トップのフェリペ・マッサと2番手ルイス・ハミルトンは、それぞれファステストラップを更新しながら3番手ロバート・クビサ以降を引き離して行きます。4番手キミ・ライコネンはロバート・クビサをかわせず、トップ2台との差は広がる一方に。

15周目。上位勢のフェルナンド・アロンソが1度目のピットストップへ向かいます。その後、16周目にルイス・ハミルトン、19周目にフェリペ・マッサ、21周目にキミ・ライコネンがピットストップを行い、トップ3はフェリペ・マッサ、ルイス・ハミルトン、キミ・ライコネンの順に変わります。

ルイス・ハミルトンのペースがフェラーリ勢を上回り、24周目の12コーナーでフェリペ・マッサをオーバーテイク! トップに立つと、32周目に2度目のピットストップを行ないます。一方、後方から追い上げるヘイキ・コバライネンはTOYOTAのティモ・グロックらとサイド・バイ・サイドのバトルを見せながら少しずつ順位を上げて行きます。

フェラーリ勢は、40周目の終わりにフェリペ・マッサ、43周目にキミ・ライコネンが2度目のピットストップを行います。また、ルイス・ハミルトンは45周目に最後のピット作業を終え、キミ・ライコネンの前でコースに戻ることに成功します。2回目のピットストップでハードタイヤを選択し、3ストップ作戦に出たルイス・ハミルトンですが、フェリペ・マッサを捉えることが出来なかったもののキミ・ライコネンを抑えて2番手をキープします。

キミ・ライコネンはルイス・ハミルトンに1秒差以内に迫っていたのですが、残念ながらかわすことが出来ませんでした。

レースは、フェリペ・マッサが3年連続のポール・トゥ・ウィンで、トルコGP3連覇達成。フェリペ・マッサにとってはバーレーンGP以来2戦ぶり今季2勝目。通算7勝目で、フェラーリは2004年以来の4連勝を挙げました。開幕戦でまさかの順位に終わったフェラーリでしたが、2戦目以降は破竹の4連勝!! これがフェラーリの底力といったところでしょうか?・・・しかし、4連勝とは凄いですね(^^ゞ

ルイス・ハミルトンは2位を守り、フェリペ・マッサとルイス・ハミルトンはドライバーズランキングでキミ・ライコネンとの差を縮めています。これでチャンピオン争いが面白くなってきました。一方、キミ・ライコネンは3位表彰台となっています。

また入賞圏内には、4位ロバート・クビサ、5位ニック・ハイドフェルドとBMWザウバーの2台が続き、6位ルノーのフェルナンド・アロンソ、7位レッドブルのマーク・ウェバー、8位ウィリアムズのニコ・ロズベルグが入りました。

注目の日本勢はTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ10位、HONDAのジェンソン・バトン11位、TOYOTAのティモ・グロック13位、257戦出場のF1最多記録を更新したHONDAのルーベンス・バリチェロは14位で完走を果たしています。

中嶋一貴が早い時点でのリタイヤとなってしまったのが残念です。SAF1(スーパーアグリF1)の撤退で佐藤琢磨がいなくなった今、中嶋一貴には頑張って欲しいものです。

第6戦モナコGPは2週間後の5/22(木)・5/24(土)に予選。5/25(日)に決勝が行われます。SAF1がいなくなった分、他の日本勢には頑張って欲しい・・・そう願わずにはいられません。


Istanbul Park Circuit



nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。