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F1 2008 マレーシアGP [Formura One]

F1第2戦、舞台は南半球のオーストラリアから、赤道近くの国マレーシアに移りました。
この日のサーキットは気温30℃、路面温度46℃のドライコンディション。

注目のウィリアムズTOYOTAの中嶋一貴は、開幕戦オーストラリアGPでBMWザウバーのロバート・クビサと接触したことで10グリッド降格のペナルティを受け、最後尾のスタートとなってしまいました(;^_^A 残念です。

また、他にもスターティンググリッドに変更があり、前日の公式予選中にBMWザウバーのニック・ハイドフェルド、ルノーのフェルナンド・アロンソを進路妨害したとして、マクラーレン・メルセデスの2台が5グリッド降格。ヘイキ・コバライネンは8番グリッド、ルイス・ハミルトンは9番グリッドからのスタートとなりました。

さて今回のレースですが、
各マシンがスターティンググリッドに揃いレッドシグナルが消灯すると、フェラーリの2台が最前列からスムーズなスタート! ポールポジションのフェリペ・マッサは、2番手キミ・ライコネンを牽制しながら1コーナーへ!!

今回は何事もなくレースが始まるかと思いきや、オープニングラップでTOYOTAのティモ・グロックとウィリアムズTOYOTAのニコ・ロズベルグが接触。ピットに戻ったティモ・グロックはそのままレースを終え、ニコ・ロズベルグはフロントノーズを交換してコースへ復帰・・・このレースでもTOYOTAの不運は続きます。

一方、フェラーリはオーストラリアGPとは違っていました。フェラーリの2台はそれぞれファステストラップを更新しながら2秒程度のギャップで周回を重ね、3番手以降を大きく引き離して行きます。さすがフェラーリといった走りです。

3番手はBMWザウバーのロバート・クビサ。続いてレッドブルのマーク・ウェバーとマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが4番手を争います。それにしても、ルイス・ハミルトンは強い! 9番グリッドからのスタートであったにもかかわらず、すでに4番手までに浮上しているとは( ̄□ ̄;!!・・・2008シーズンも期待できるドライバーの一人です。

17周目に入り、上位勢ではレッドブルのマーク・ウェバーから1回目のピットストップが始まりました。フェラーリはまずフェリペ・マッサをピットに入れ、翌周にキミ・ライコネンへのピット作業を行ないます。ここでキミ・ライコネンがフェリペ・マッサの前に出てトップになります。

ルイス・ハミルトンもピットストップに臨みますが、右フロントタイヤの交換に手間取り10秒以上の時間を失ってしまいます。再びコースへ出ると、またしてもレッドブルのマーク・ウェバーの背後となります。マクラーレン・メルセデスのピット作業の手際の悪さが悔やまれます。

トップのキミ・ライコネンは、じりじりとフェリペ・マッサとの差を広げて行きます。そして31周目、2番手のフェリペ・マッサがコースアウト! グラベルにはまり、まさかの2戦連続リタイアに終わりました(^_^;)・・・2008シーズンからトラクションコントロールが禁止になったため、ちょっとした油断がコースアウトに繋がります。でも、ドライバーの腕が試されるためレスとしては面白いので、トラクションコントロールの禁止はレースを面白くするという意味では良い選択だと思います。

これでロバート・クビサは単独2番手となり、3番手ヘイキ・コバライネンと4番手ヤルノ・トゥルーリが1秒以内で争い、その後方でマーク・ウェバー、ルイス・ハミルトン、ニック・ハイドフェルドが5番手争いを繰り広げます。レースが俄然面白くなってきました。

トップのキミ・ライコネンがまず2回目のピットストップを済ませ、チェッカーを目指します。ロバート・クビサは単独2番手を守り、ピットストップを遅らせたマクラーレン勢は、ヘイキ・コバライネンがヤルノ・トゥルーリにギャップを築き3番手を確保。ルイス・ハミルトンは5番手走行となります。

残り10周を切り、トップ3がそれぞれ20秒程度の差で走行を続ける中、5番手ルイス・ハミルトンが4番手のヤルノ・トゥルーリを、8番手フェルナンド・アロンソが7番手マーク・ウェバーをそれぞれ追って最後までバトルを続けます。そして2007年王者のキミ・ライコネンが信頼性不足に泣いた開幕戦を忘れさせる走りでチェッカーを受け、通算16勝目、昨年の最終戦ブラジルGP以来となるチームと自身にとっての今季初優勝を挙げました。やはり、フェラーリは強い!

2位はロバート・クビサ。自己最高位の2位で2006年イタリアGPの3位以来自身2度目の表彰台となりました。BMWザウバーにとっては開幕から2戦連続の2位表彰台となっています。

3位はヘイキ・コバライネン。昨年の日本GP以来自身2度目の表彰台に上っています。

ヤルノ・トゥルーリはルイス・ハミルトンの追撃をかわし4位。5位にルイス・ハミルトン。6位にニック・ハイドフェルド。マーク・ウェバーもフェルナンド・アロンソを抑え7位。フェルナンド・アロンソは惜しくも8位となりました。

HONDAはジェンソン・バトンが10位。ルーベンス・バリチェロ13位。スーパーアグリ・F1チームはアンソニー・デビッドソンが15位で、佐藤琢磨が16位。ウィリアムズTOYOTAの中嶋一貴は17位で完走となりました。中嶋一貴は、ペナルティで10グリッド降格の最後尾からのスタートが響いたのか、最後まで上位争いに食い込むことが出来ず今回は17位で終えることになりました。ちょっと残念です。でも、今回も完走はしているので、次のレースに期待かな(^^ゞ

第3戦バーレーンGPは、2週間後。バーレーンもマレーシア同様、気候的に厳しいところなので、マシン、ドライバーにとっては過酷なレースとなるかもしれません。
さてさて、第3戦は誰が優勝するのか?・・・楽しみです。

セパン インターナショナル サーキット


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コメント 1

ぽむ

あまりの暑さで人間もヘタってしまいそうなのに
何百キロの速さで何時間も運転なんてスゴイ大変だなあ
今度はバーレーンですか、バーレーンも暑いのでしょう
でも佐藤琢磨や中嶋一貴の活躍が楽しみです(*^-^*)

by ぽむ (2008-03-26 23:04) 

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